成長ステージにより求められる人材は違う

転職を考えた時、多くの転職希望者が忘れている事柄が存在しますが、それは何だか分かりますか?

それは転職者の転職をしたいというタイミング以前に、希望している企業がどのような状況にあるのかという状況を把握しているのかということです。

 

企業のタイミングを具体的に示すと、まずは企業が設立したてという創業期。

そしてどんどんと企業として形ができてくる成長期。

更に安定期や発展期、変革期や再生期といったタイミングが挙げられるのです。

 

どうしてこの企業のタイミングを図る必要があるのかというと、どのステージに企業が至っているのかにより、労働者にとって重要ともいえる社風や働き方などが大きく変わってくるからと言えるでしょう。

また、それぞれのステージ(時期)によって、企業が必要とする人材の条件も変わってくるからです。

 

このようなことを加味して転職活動を進めていかないと、タイミングによっては両手を挙げて歓迎されるような条件を揃えていても、一方のタイミングでは、まったくマッチしない人材として認識されるといったことが起こりえます。

 

創業期に求められる人材とは

創業期というのは、それぞれの従業員はもちろん、企業の方向性を定めるトップも手探りの状態であり、開業(起業)をする前に想像していたイメージとのギャップを埋めるために必死になっているケースが多く見られます。

こういった創業期の段階では、社風は基本的には自由。

社員一人一人が自分自身でやるべきことを考え、企業を成長に導こうとする時期になります。

 

命令を待つのではなく、積極的に企業へと利益をもたらすために考え、動くことが出来る人材こそが求められるといえるでしょう。

全ての社員が第一線で戦うプレイヤーとなるのです。

勤務時間が云々であるとか、休日はきっちりと取得したい、有給休暇は全て消化したい。

給与はこのくらい欲しいといった条件面にコダワリがある方にはおすすめ出来ないタイミングです。

 

条件面よりも、みんなで一つの企業を成長させようとする熱い気持ちや情熱を持った人材が好まれる時期といえるでしょう。

 

成長期に求められる人材

この時期になると創業期とは違い、企業としての組織がある程度整ってきており、それぞれの専門部署なども立ち上がっている状況です。

つまり、どんな人材が求められるかというと、それぞれの専門性に通じた人材となります。

 

創業期では、自らが考え企業に利益をもたらすために、個々が実力を発揮して仕事をこなしていければ良いという状況にあるのですが、この時期になれば、ある程度の部署という集団で一つ一つのプロジェクトを行っていくことが多くなるケースがほとんどになるでしょう。

このため、個人の実力を遺憾なく発揮するといった人材よりも、大なり小なり一つのチームをまとめ、自身のノウハウを部下などに指導・教育でき、リーダシップを持ってチームを導くことが出来るマネジメント能力を持った人材が重宝されることになるのです。

 

安定期に求められる人材

安定期ともなれば、企業の人材ニーズはある程度に落ち着いていることが多く、基本的には新しい人材を必要とするより、現在在籍している人材の成長を優先させる傾向があります。

つまり、なかなか採用ニーズは高くないタイミングとも言えるのです。

 

ただしこういったタイミングであったとしても、企業によっては多くの新規事業を立ち上げようとしたり、事業継承を進めていき、新しいステージへと考えることがあるため、そういったことに精通している人材を欲しているケースが少なくありません。

安定期の場合、ある程度の社風も固まっているケースが多いことから、協調性や包容力といったものを重要視する企業が多いといえるでしょう。

 

発展期に求められる人材

このタイミングに至った企業になれば、組織としてはきっちりと確立された企業になっている状況です。

創業期では、何もない状況から利益を出すという無から有を生み出すことを求められます。

しかしながら発展期のタイミングでは、今ある1のものを5や10といったものに変えていけるかどうかがキーポイントになってくるのです。

 

スピード感溢れ得る業務処理能力よりも、5年後や10年後といった長いスパンを見据えた計画性を求められるケースが多いといえるでしょう。

新しい事業展開を求めている傾向が高いため、これまでに採用されてきた人材像とミスマッチしている人材でも別分野の事業計画で必要とされるケースが多いことから、他ジャンルの職業を経験してきたあらゆる人材にチャンスが巡ってくる可能性が高い時期でもあります。

 

変革期に求められる人材

変革期は創業期から成長をし続けてきた成長が止まり、それぞれの事業が悪い言い方をすれば陳腐化したり、時代のニーズとのズレが生じてしまい業績などが停滞または悪化していっている時期になります。

つまり経営陣の一新など思い切った改革を企業事態に求められるタイミングといえるのです。

 

こういった変革期においては、新人や業界未経験者といった人材は、ほぼ求められることはありません。

それぞれの分野において経験が豊富な人材や、最低限でもマネージャークラスが求められます。

 

管理職経験者や管理職の資質を十分に満たした人材が特に求められる事になります。

逆に管理職候補やハードルの高いハイクラス求人ばかりを出している企業なら、変革期に突入していると判断することも出来るわけです。

 

転職の難易度としては、非常に難しいタイミングであり、特に社会人経験の少ない20代前半のビジネスパーソンでは、採用の可能性は極めて低いと言えるでしょう。

30代前後でも厳しく、30代後半から40代以上といった歴戦の勇士が求められる傾向が高いです。

 

再生期に求められる人材

再生期に到れる企業というのは、企業体力がある企業のみです。

大抵の場合その前にある変革期を乗り越えることが出来ず、そのまま倒産などの憂き目に遭ってしまうことが多いのです。

変革期において創業期にも似た自立型の人材が登場してこない限り、変革期を乗り越え再生期に至ることが出来ません。

 

再生のための変革の起爆剤になるのが、自立型の人材になります。

成長期や安定期といった協調性を過度に重要視するような時期や、一組織の中で波風を立てられることを嫌うタイミングでは、このような人材は生まれてきませんし転職でも採用されることはありません。

 

この安定期や成長期には不要とされた人材こそが、再生期には重宝される人材となるのです。

創業期とは違いビジネス経験が豊富であることも条件になります。

それでいて大胆かつ繊細な方向転換が出来るかどうか。

それを導いていけるかどうかが自立型の人材には求められるのです。

 

簡単に言ってしまうと、人材一人一人がひとつの企業の代表といった思考を持っていることが重要でしょう。

再生のための変革が成功し、業績の回復を順調に伸ばしていける時期ですから、新しい社風をそれぞれの社員に浸透させられることも重要な要素の一つと言えます。

 

ステージにより価値は大きく変化する

このように企業が現在どのようなステージにあるかによって、求められる人材像はころころと変わってきます。

成長期や安定期など、あまり状況が大きくは変わらないタイミングも存在していますが、細かく分類をしていくと似ているようで実際には細かな違いが生じていることが通常です。

 

転職を成功させたいと思っている方。

また以前は就職に失敗したという企業であっても、このステージのタイミング如何によっては、最も欲しい人材として重宝される可能性もあるわけです。

企業のステージがどこにあるのかをリサーチし、正確に判断することも、転職成功に導くためのコツといえるのではないでしょうか。

 

ちなみに、企業ステージに関する記事が他にもありますので、参考にしてみて下さい。

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